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2002年8月5日Ⅰ  営業の日々 [第1章 挑戦スタート篇]

 

 昨年(2001年)から「ストロベリーフィールズ」のシナリオを持って、営業を続けている。が、全く成果が上がっていない。

 ま、無名の監督がいきなり会社を訪ねて、「製作費を出してください!」といっても、断られるのが当然。

 これまでの僕の監督作品、超低予算ばかり。当然、ヒット作はゼロ。劇場用映画もない。

 全く実績がない上に、営業トークとかプレゼンの仕方も分かっていない。素人同然の怪しげな奴に、金を出そうとは思わないだろう。

 友人のフリーP(プロデュサー)に相談すると、こう言われた。

 「今(2002年)は不況の真っただ中。厳しい時代で、なかなか金が集まらない。でも、お前がある程度の資金を集めてきたら、動いてやってもいいぞ!

 つまり、ギャラを出さないと手伝えないということ。製作費が集まらなければ、誰も手伝ってはくれないのだ。やはり自分で動くしかない!

 今回はPを兼ねると思えばいいのだ。仕事を全て断って営業に専念する・・・。(つづく)
 


タグ:企画の営業
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