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2002年9月4日・Ⅱ/レイトショーの可能性? [第1章 挑戦スタート篇]

 こうして1週間が過ぎる。いつ、E社から電話があって、「シナリオ遅いね! だったら、もういいよ!」と言ってくるのではないかとビクビクしていた。

 そして本日、ようやくシナリオ2冊が完成、僕が以前に撮った監督作品のビデオも同封、手紙を添える。

 セブンイレブンから宅配便で発送。帰ってくると、担当者から電話が入り留守電にメッセージ!が入っていた。

 「また、連絡します」

 と冷めた声。もしかしたら「今さら送るなんて、遅い!」と怒っているのかとも想像。恐々と電話をかけた。
 彼は「ストロベリー」の脚本は気にいているという。でも、こうも言う。

 「今後、スポンサーを集め、いろんな会社が参入してくれば、物語を根本から変えなければならないこともある。
 作品を全て壊して別のもになってしまうこともある。この作品は細かい部分まで作り、世界観もできあがっているけど、それを破壊してでもやるか?」

 さらに彼はこうもいう。
 
 「今のままでは、僕はお金を出すつもりはないよ! でも、君が自分でお金を集めてきて、映画を作り、配給会社を探してくれば、ウチが持っている劇場のレイトショーでかけてもいいよ・・」
 
 一見、厳しい批判的な発言に聞える。でも、ある部分で彼は「ストロベリーフィールズ」を認めているのだ。

 全く箸にも棒にもかからぬ作品を、映画館でかけるとは言わないだろう。リスクは背負いたくないが、ヒットする可能性があると思っているようだ・・・。(つづく)


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