2002年9月4日Ⅱ/映画館の現実 [第1章 挑戦スタート篇]
まともな作品ならば、映画館はデイタイムの時間帯で上映、ちょっと厳しい作品はレイトショー。かなり厳しい。特定の人しか来ないから、ダメでもいいや・・・というときはモーニングショー公開。
だから、「レイトショー」というのなら「可能性は低いが、行けるかも?」と感じているのだ。これがもし、こちらから映画館に作品を持ちこんだときには、最低保証金として何百万円も払わなければならない。それが映画館のシステム。
製作側が客の来なかったときの、赤字を埋めなければならない。理不尽にも思えるルールだが、それが日本の映画館。だとすると、彼のいう提案は作品へのある種の評価とも思える。そう考えていると、彼はこう言った。
「ウチにはいっぱいシナリオが送られてくる。その中ではかなり出来がいい方だと思うよ・・」
ニアンスとしては「ストロベリーフィールズ」が一番よくできていた!というように聞えた。嬉しい話ではあるが、現実的に考えると厳しい一面を見なければならない・・・。(つづく)