2002年9月4日Ⅲ/映画ビジネス [第1章 挑戦スタート篇]
映画は例えシナリオがつまらなくても、人気俳優が出演することになったり、ベストセラーの原作権が押さえられれば、製作資金が集まる。そして撮影することができる。それが映画ビジネス。
つまり、先方がいうのは、こういうこと。
いや、そんなケースは多い。日本映画に面白くない作品が多いのはそのせいなのだ。「だが、金を出してもらうからは、我慢せねばならない。それが映画界だ!」と彼は主張。「それでもやりますか?」と迫るのである。
そうは言いながらも、シナリオをあるビデオ会社に見せるという。そこが乗って来たら、我が社も乗る可能性があると言う意味だ。そして彼は最後にこう言った。
「その打ち合わせが終わったら、太田さんと一度会いましょう・・」
普通は逆だ。全てを始める前に会うのが基本。だが、彼は電話でシナリオの話をさせ、「おもしろい!」と思って、初めて脚本を送って欲しいというタイプ。合理的な考えをする人なのか?
でも、先日のビデオゲームのPと同じで、実際に会わずに話を進めるというのはどうなのか? 今、目の前にある可能性を信じるしかない。E社からの返事を待つことにした・・。(つづく)
2007-10-26 19:26
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