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2002年10月13日Ⅴ 船出 [第2章 東京・営業篇]

 D社のPは手帳を取りだし、公演の終わる日をチェック、連絡する日を書きこんで、こう続ける。
 
 「ストロベリーを絶対に映画にする!とは言えませんが、何らかの形にすることは約束します。責任持ってやります!」
 
 そこまで言ってくれた。本当に嬉しい。どう、感謝の気持ちを表したらいいか分からない。散々、否定され続けた作品をようやく評価してくれる人と出会え たのだ・・・。

 Pは細かい説明を始める。今回、D社の他にもう1社参加すれば製作費は*千万円。製作委員会として進めた方がいいのか?
 D社のみで製作した方がいいのか?スタッフはど うするか?具体的な話になった。
 
 2時amまで飲んで、彼と別れた。嬉しくて、深夜にも関らず何人かの友人に電話した。ズッと応援してくれている仲間に、早く知らせたくて帰り道で 携帯をかけた。が、残念ながら誰も出なかった。ま、夜中の2時だからな。 

 でも、星空を見ながら1人で思う。今までとは違い、ようやく「ストロベリー」号は船出しようとしている。大海原に乗り出そうとしていると感じた・・・。(つづく)


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