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尾道ロケハンの旅・ふたり  /2003年3月21日 [第4章 尾道ロケハン篇]

 向島の船着き場に「ふたり」のセットが残されていた。(写真下)本来は反対の海側にあったものをこちらに持ってきたのだ。

 8年前にお手伝いしたとき、この船着き場のセットで撮影が行われていたのを思い出す。

 町に入り、ひたすら歩く。途中、小さなスーパーのようなところで、サンドウィッチを買って食べながら歩く。

 初日は大林映画ロケ地巡りで、楽しく町を歩いた。実は楽しさの影にもの凄い圧迫感を感じる。
 本日は「ストロベリー」を尾道で撮るなら、どこでロケすればいいか?と思いながら歩いている。

 と、昨日以上にプレッシャーが強くなる。どこへ行っても大林監督の巨大な幻影が現れるようだった・・・。どこで撮っても、大林映画を真似た絵にしかならない。
 
 いや、真似ることさえできず、「これが尾道?」という映像になりそうだった。昨夜、あの安宿で夢を見た。
 ビルほどもある巨大な大林監督の石像が現れて、それを見上げる僕の上に崩れて落ちて来る夢だった。

 ハッと目が覚めると夜中。そのまま朝まで眠れなかった・・・。(つづく)


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