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2003年3月 尾道ロケハンの旅・Ⅰ /出発 [第4章 尾道ロケハン篇]

 D社のP(プロデュサー)に「尾道ロケを了承した」と伝える。電話の声からも喜んでいる様子が伺える。

 宣伝するにも「田辺市でロケした映画」というより、「大林宣彦監督作品で御馴染みの尾道でロケした映画」と言う方がアピールする。
 ヒットする映画を作らねばならない企業のPとしては、やはりその方がやりやすいというのだ・・・。

 でも、尾道(写真上)で撮るからは、いい加減な気持ちで撮れない。まず、尾道を知らなくてはいけない。尾道の魅力を引き出した上に、自分らしい映画が撮れるか?が重要。

 敬愛すべき大林監督の古里で映画を撮るのであれば、それもご本人に監修をお願いするのであれば、尾道をよりよく知った上で依頼、撮影するべき。

 もちろん、大林作品は繰り返し見ている。実際に尾道に行ったこともある。
 でも、それは観光。ロケ地巡りの旅立った。映画作家の目で、作品を撮ることを前提に見てはいない。

 そう思い、深夜バスに乗り尾道に向った。東京から和歌山へ行くより遠く、11時間ほどかかる。
 新宿南口発。午後7時の高速バスに乗り。尾道を目指した・・・。(つづく)


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