2003年3月20日 尾道ロケハンの旅Ⅴ /転校生 [第4章 尾道ロケハン篇]
「転校生」で物語のきっけとなる尾美としのりと、小林聡美がお寺の階段から転がり落ちるシーンはここ。
今から1982年の作品。大林監督が44才のとき。僕も間もなく同じ歳になるが、アレだけの作品が撮れるのだろうか? 少なくても、自分なりの映画撮らねばと思う・・・。
高台にある境内に座り込むと、空はよく晴れていて眼下に尾道の街が広がっている。前に訪れた8年前。
アメリカ映画の「GAIJIN/外人」の撮影で福山に滞在したとき。休日にスタッフと尾道を訪れた。
皆、大林映画ファンでロケ地を探してまわった。町はあのときとほとんど変わっていない。あの頃の思い出があちこちに転がっていた・・。
僕は監督デビューもしておらず、脚本家としての仕事もスタートしておらず、雑誌のライターをしながらシナリオを書き続けていた・・・。それから8年。まさか、尾道で映画を撮ろうとは思わず、運命とは不思議。
しかし、様々な不安が持ち上がって来た・・・・(つづく)