2003年5月 おじさんの心理・Ⅰ [第5章 再挑戦スタート篇]
以前、お世話になったフリープロデュサー(50代・男性)に時間をもらい、「ストロベリー」の相談をした。
シナリオと企画書を読んでもらい、どう展開すべきかの意見を聞かせてもらう。が、酷評された。
「この作品には、君のいいたいことが何も出ていない!」
さらにこうだ。
「もう一度、ストーリーを考えて、いろんなパターンを3種類くらい作って、それを検討しながら、イチから書き直した方がいいな!」
んーーーーーー、申し訳ないが、まるで分かってない。いろんな趣味の人がいるので、「面白くない」「詰まらない」「好きじゃない」というのは分かる。
でも、彼の指摘は間違っている。
まず、僕が「何をいいたくて、この作品を作ったか?」は伝えていない。だから、「君のいいたいことが出ていない」というのは、変。
つまり、彼はシナリオを読んで、テーマらしきものを何も発見できなかった。だから「いいたいことが何も出ていない」という推測をしたのだ。
そしてテーマが分からなくても、物語を理解してくれればいい。
けど、たぶん、その物語も理解できなかった。
だから、テーマを見つけることもできなかったのだろう。
やはり、幽霊や死神が出て来る「ファンタジー」。40代以上の男性には想像し辛いのかもしれない。というのは・・・。(つづく)