2003年7月中旬 新しい映画作り・Ⅱ [第5章 再挑戦スタート篇]
考えたこともない方法だった。だが、確かにそういう形で作られた映画がどんどん出てきている。小栗幸平監督の「眠る男」は群馬県が作った映画。
「白い船」は島根県出身の監督が、島根県のある町の全面協力で作られている。
とても感動的な作品だった。
先輩監督も、三重県で撮影。町の協力を得て、公立の中学校を借りて撮影。地元のホテルとタイアップ。
名前をチラシ、ポスターにも載せ、ドラマ内でもホテルを登場させることで、宿泊費と食事代を全てタダにしてもらったという。
地元企業がCMや広告ではなく、映画を使って地元を宣伝するという考え方だ。
女性Pの旦那に相談すると、同じことを言われた。
「宿泊費、食事代は非常にウエートを占める。数百万円になる。だから、タイアップでそれが削減できるだけで、製作側はかなり助かる。地元は町やホテルをアピールできる。
ストロベリーの場合で考えると。予算は*千万。その内半分をK社が負担するのなら、あと、残りを地元で投資してもらえれば、GOできるだろ?」
全く考えたこともなかった発想だ。希望が見えてきた。が、まだ難しい問題はある・・・・。(つづく)