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2003年7月中旬 応援を求めてⅤ [第6章 和歌山営業篇]

 ある会社でははっきりと言われた。

 「映画だけはアカン。この町では映画は禁止や。誰も信用せえへん・・」

 でも、当然だと思う。映画人はまじめに作品作りをする人がほとんどだが、中にはいい加減な連中もいる。詐欺師に近いような輩もいる。

 「1億円づつの共同出資で、2億の映画を作りましょう!」と言って、相手の1億だけで映画を作ってしまう製作プロダクション。

 そんなところの奴ほど口がうまい。スーツにネクタイ姿で投資家を口説き、金を引き出すという。

 僕も酷い会社で何度か仕事をした。作品が完成してもギャラも払おうしない会社。あとになってギャラを値切ってくる会社。
 誤摩化しとウソと、隠し事ばかりのプロデュサー。ろくでもない人種がいる世界ではある。

 しかし、純粋に応援してくれた市民に対して、そんな態度で応えるなんて許せない。映画関係者を信頼できなくなるのも当然だろう。

 わが故郷で・・映画人が・・そんなことをしていたなんて、本当に悲しい・・。(つづく)
 


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