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映画界のサムライ /2003年9月 [第7章 東京・死闘篇]

 すると、ベテラン・スタッフの彼は、こう言った・・・。

 「何言ってんですか?太田監督がやる!というのなら、どんなにギャラが安くても! どんなに制作費がなくても、僕はやりますよ! 

 遠慮せずにいってください。だって太田監督はまっすぐで、掛け値なしに、いいもの作りたいってのが分かりますから。

 不器用で嫌いなものを好きなんて言う人じゃないから。顔を見てれば分かります。
だから、好きなんですよ。太田さんがやりたい!という作品に協力したいんですよ! 

 製作費集めも大変だと思います。でも、あなた位の情熱があれば、絶対にできます。神様は必ず見てます。大丈夫です・・」

 それを聞いて・・・・泣きそうになった・・・・こんなサムライのような映画人もいるのだ・・・絶対にがんばる・・・・。(つづく)



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