ロケハンの注意点/2003年10月12日 [第8章 和歌山ロケハン篇]
映画は単にドラマが感動的なだけでなく、その背景となる場所も感動的な場所でなくてはならない。美しい風景や感動的な景色がよりドラマティクにするのである。
単にキレイなだけでなく、味わいがある。深みがある。悲しみがある。人生が感じられると、物語に合わせた要素が必要なのだ。
また、見た目は美しくても、カメラで撮るとさほではないこともある。
旅行に行ったとき、雄大な景色を見て感動。それを写真に撮る。が、帰ってから見ると、さほでもないことがたまにある。カメラと人の目では見え方が違うからだ。
逆に、目で見て大したことのない風景も、カメラを通すとドラマティックな絵になることも多い。
その辺を考えながら、ロケ場所を探すことが大事なのだ・・・。そう言った視点で街を歩いた。(つづく)