ロケハン経費の節約/2003年10月12日 [第8章 和歌山ロケハン篇]
ロケハンをする日数はなぜ限られるのか? それはお金と関係する。通常、ロケハンは製作部が先に現地に行って、撮影に相応しい場所を探す。
いくつも見た中からいいものを選んでおく。
次に監督とメインスタッフが現地を訪れる。製作部の案内で候補地を見る。その中でいいものを監督が選ぶ。
この際、まず製作部が現地まで行く交通費。滞在費。食費がかかる。Ⅰ週間もいればかなりな額になる。当然、彼らにはギャラが支払われる。
次にメインスタッフが行く時の交通費、滞在費、食費。ここまでの費用は撮影以前に必要なもの。これだけでも何百万もかかってしまう。
でも、僕が1人で町を歩きまわり、ロケ場所を探しておけば最終的にメインスタッフが現場を見にいくだけでOK。それも候補地ではなく、決定した場所を見るだけなので、時間も節約。
今回の作品はいかに低予算で早く撮るか?が課題。今からロケ地を見つけておけば経費と時間を削減。
その上に通常以上に月日をかけて、」映画に相応しい場所を見つけられるのである。(つづく)