観光関係にアピール /2003年10月 [第9章 和歌山死闘篇Ⅰ]
観光関係のお仕事をされているMさん宅を訪ねた。東京でたくさん買って来たお菓子をお土産に、ご挨拶。
まず、地方映画の効果をお話する。地元をアピールすること。映画を見てたくさんの観光客が来てくれること。映画は映画館での公開で終わりではなく、テレビ、ビデオ、ケーブル、衛星放送と、30年以上に渡って多くの人が見てくれること。
どれも多くの地方で実践されていることである。フィルムコミッションが次々と立ち上げられ、自治体自身が出資、映画を作る県もある。
雑誌広告やテレビCMより映画ロケ地になることが有効であることは、すでに全国で浸透しているのだが、この町ではなかなかそれが理解されなかった。
そして、前回、あるお年寄りから聞いた話。若い人たちは自分故郷に誇りが持てないということ。
でも、僕は素晴らしい町だと思う。世界に誇れる美しい町だと思うこと。何より、この町で映画を撮りたいことを伝える。Mさんは、僕の話を黙って聞いていた・・。 (つづく)