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メイキングは監督への道Ⅱ /2003年11月 [第10章 メイキング監督篇]

 映画技法には基本はあるが、決まりはない。それぞれの監督が独自の方法論を編み出して表現していくのだ。そのためにはまず先駆者の仕事から学ぶことが大事。

 多くのハリウッド監督たちは、過去の巨匠たち。ヒッチコックや黒澤明の作品から学んでいる。
 スピルバーグはヒッチコック監督が「ファミリープロット」を撮影しているときに、そっとスタジオに忍び込み、演出を見ていたという。

 ルーカスやコッポラは、黒澤監督の「影武者」の撮影を見学。皆、巨匠たちのテクニックや映画術を学んでいる。

 彼らは本当にカメラや照明に詳しく、その知識と技術を駆使して魅力ある映像を作り出しているのだ。

 いくら素晴らしいテーマがあっても、面白い脚本があっても、それをどう映像で表現するか?が監督の力量。

 そのためには映像表現術を磨き、自分なりの方法論を持たねばならない。そんな意味で僕にとって今回の大林組参加は、またとない機会なのだ!(つづく)




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