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昭和40年代の家族 /2004年6月 [第15章 S40年代の意味篇]

 昭和40年代。携帯電話なんて当然ない。家庭には電話がひとつしかなかった。

 電話のベルが鳴り、母親が受話器を取る。男の子から娘への連絡。母は「娘にもとうとうボーイフレンドができた・・」と感じる。

 娘が廊下で長電話していると、茶の間にいる父に声が聞こえる。いつもと違い明るい声だ。デートの約束をしている。娘の生活が垣間見られる瞬間。

 でも、心配な父は娘に「誰からだ?」と聞く、娘は「彼氏!」とは言えなく、「友達」というだろう。

 うるさいなと思いながらも、父が心配していることを感じる。それが昭和40年代の家族風景・・。(つづく)


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