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日本人の心の故郷Ⅱ 2004年6月 [第15章 S40年代の意味篇]

 言葉を交わさないと、すれ違えない細い路地がある。昭和40年代の風と太陽がしみ込んだ壁があり、看板がある。

 そのひとつひとつが、ささやきかける。「何をなくしたの? 何を探しているの?」。田辺を歩くと、木や道が優しく語りかけてくる。

 そう、もう一度、ここから始めよう。日本人が失ったものを考えよう。田辺というのは、そんなことができる大切な町。

 古里に帰った人が心安らぎ、癒され、自分を見つめ直して、元気になるようになるように。

 現代人の出発点、つまり、日本人の心の古里に戻ることが必要なのだと思える・・。

(つづく)


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