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崖っぷち状態Ⅱ /2004年6月  [第17章 和歌山進撃篇]

 「ストロベリー」にかかって、もう3年目。僕を応援してくれるスタッフは、その期間ずっと待ってくれている。

 毎年、夏を迎えるたびに「今年もダメでした。来年こそ撮影できるようにするので、待って下さい・・・」と謝りに行く。

 そろそろ「もういい加減にしろ!」「俺はイチ抜けた!」と言われても仕方ないところまで来ている・・。ただ、業界外の友人には、こういう。

 「スタッフなんて誰でもいいだろう? 他にもいる訳だし・・ギャラを払うんだからさあ?」

 が、それは違う。今回は何億円もかけた超大作ではない。映画としては低予算。それでいて、いいものを作らねばならない。
 それも東京から遠方のロケ地。交通費や宿泊費もかかる・・・。(つづく)


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