昭和40年代と「怪奇大作戦」/2004年6月 [第16章 S40年代の日本篇]
その2大勢力(?)以外で、個人的に印象に残る作品がある。
昭和43年の「怪奇大作戦」。
「ウルトラ」シリーズの円谷プロが制作した作品だが、当時は今イチ人気がなかった。
が、僕のまわりでは大人気。「怖さ」と「不気味さ」に惹かれて欠かさず見た。
「壁抜け男」「吸血地獄」「人食い蛾」。皆、怖かった・・。
当時はそれだけだったが、20年後にビデオで見直したとき驚愕。当時は分からなかった面白さを感じる。こんな凄いドラマが日本にあったんだ!
子供時代には、理解できなかったエピソードが特に面白い! 「京都買います」「死神の子守唄」「かまいたち」「呪いの壷」。今でも大好き。
ちなみに、昨年監督したホラードラマの打ち上げでも、「怪奇大作戦」の話が出た。同世代の他の監督たちも全員が「大好き!」と答え、ビックリだった・・・。
いつか、あのメンバーでリメイクできると嬉しい!
(つづく)