滞在延長/2004年6月25日 [第17章 和歌山進撃篇]
第2回応援団会議は、無事終了した。
あとは東京に帰って、今回の結論を待つだけだ。
と思っていたら、参加者から「紹介したい人がいる。きっと映画を応援してくれるはず!」と連絡が入る。
それなら何日でも滞在を延ばす。大活躍したM子たちが帰京したあとも、僕は1人街に残った。
数日間、待ちとなる。その間にロケハン。すでに何度も行った場所だが、違う時間帯に行くとまた別の顔がある。
通常のロケハンだと、1日かけてまわるので、ひとつの場所は朝か、昼か夕方かのどれかの時間帯にしか見られない。
また、天気が悪いと晴れの日のシーンでも、雨の日に決めなければならない。
ロケハンといっても滞在費や食費もかかるので、何週間も現地に滞在できるものでもないからだ。
が、今回は同じ場所を何度もチェックに行ける。何度も写真やビデオを撮り、最高のアングルを選べる。低予算だが、それが今回の強み。
そう思って、屋敷町や天神崎、磯間を、6月なのに真夏のような田辺市を歩きまわった・・・。(つづく)