魑魅魍魎の世界 /2004年7月 [第18章 腐敗の構造篇]
今回の件をD社のプロデュサーに報告。とても喜んでくれた。
「このままうまく進めば、うちも動かざるを得ないでしょう! 良い感じです!」
が、これでめでたし!めでたしではない。D社側が出した3つの条件の内の1つ目を揃えるべくスタートした段階。まだまだ、これからである。
さらに、3つが揃ってD社が乗り出しても、次のステージが待っている。そこでの問題を解決せねばならない!
その1。D社は或る意味でスポンサーであり、製作そのものは担当できない。製作費を預かり、映画製作の仕切りをしてくれる製作会社を見つけねばならない。
これが非常に難題。というのも、めったなところには頼めないのだ。映画界は本当に、魑魅魍魎の世界だからである・・。(つづく)