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映画界の問題点 /2004年7月 [第18章 腐敗の構造篇]

 つまり3000万円程度の映画から、手数料を30%取ると900万円なので、あとは2100万円しか残らない。

 製作費が3分の2になってしまう。3000万円で映画を製作するだけでも大変なのに、それだけ抜かれるとさらに厳しいものになる。

 その額で完成させるには、人件費を大幅に安くする。撮影日数を短縮する。スケールを下げる等の対策が必要。

 その先に見えてくるのはクオリティの低下である。1か月かけて撮影するべき作品を3週間で撮り上げる。
 宿泊費、食費、等は節約できるが、それでいいものができることはない・・。

 さらに、そのレベルの製作費では30%の手数料を取っても、制作会社に大きなメリットはない。彼らはより多額の収入を得ようとする・・・。

<つづく>


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