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愛情のない映画作り/2004年7月 [第18章 腐敗の構造篇]

 20〜30%の手数料を取っただけでは、やって行けない制作会社はどうするか? 超安易な方法。さらに高いパーセンテージの金額を抜く。

 だが、そんなことをすると撮影現場は、修羅場と化す。作品クオリティには構ってられない。中身や出来はいいから、とにかく撮り上げよう!ということになる。

 「とにかく多額の手数料を抜け!」「スタッフのギャラを下げて、会社の儲けを増やせ!」

 そんな考え方が当たり前になり、映画へのも愛情もなくなる。

 そんなことで完成した作品が、感動や笑いを呼べる訳がない・・。

 日本映画が長期に渡り低迷。圧倒的なハリウッドの大作映画に立ち向かうこともできなかった背景は、そこにあるのだろう。

 また、制作会社には金に困ってなくても、高額な手数料を取る問題あるところも多い・・・。

<つづく>


タグ:制作会社
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