この業界・・・/2004年7月 [第18章 腐敗の構造篇]
いろんな悪徳制作会社を紹介したが、もちろん品行方正に仕事をしている会社も多い。それでいて良質な作品を作っている。
が、先に上げたような会社もかなりある。僕も何度もそんな会社に遭遇してきた。
仕事をしたのにギャラを払わない。「金はないんだよ!」と開き直る社長。仕事が終わってから、決めてあったギャラを下げてくれと言い出すプロデュサー。
あるときは、仕事を頼まれて何週間も待っていたのに、知らぬ間に別のスタッフが作業していたこともある。
連絡も来ない。待ちぼうけの上に、待っていた間の収入もなし。会社に火をつけるぞ!と思ったものだ。
まともな企業で働いていたら、あり得ないことばかり・・・。会社もいい加減だが、社員も常識が欠如している。いい加減。誤摩化し。ルーズ。適当。情熱なし。
そんな制作会社で働いたために、その月の生活ができないことが何度もあった。結局、サラ金から金を借りることになる・・。
<つづく>