神様、なぜ、そこまで邪魔するのですか! 2005年8月 [第26章 殺されてもやる!篇]
現在ある3分の2の製作費。あと集められるだけ集めて、撮影に踏み切ることを提案する。
が、2番目に製作費を投資した会社が、「本来の額に戻らなければ、続行を認めない」と言い出した。
3分の2で撮影できることは、昨年の暮れに確認している。残り3分の1は宣伝費とプリント代。それらは撮影のあとで集めることもできる。
今、この時期に撮影をしないと、プロジェクト自体が崩壊するだろう。勢いを失ってから、もう一度やり直すのは大変なこと。だが、担当者は書類の上の発想でしか理解できないようだ。
延期すれば、そのまま中止になってしまう可能性が高い。まとめてみる。選択は3つ。
1、現在の製作費で続行。これは投資会社が反対。
2、制作中止。それでは地元に多大な迷惑をかける。
3、来年に延期。これも地元が大混乱になる。
どうすればいいのか? しかし、事実上、続行は不可能。スタッフは一時解散。8月中旬からの撮影は不可能となる。
神様。そこまでして、あたなは「ストロベリーフィールズ」を撮らせたくないのですか!
そう叫びたかった・・・。
<つづく>