映画の株? /2005年2月 [第21章 撮影延期篇]
彼の説明によると、M銀行が製作会社に投資するのではなく、製作会社が集めてきたお金を銀行が預かり、株として発行してくれる。
その収益を集めて、製作会社に戻すというもの。正確には投資ではなく、株の代行でしかないらしい。
つまり、銀行側は単に代行作業をするというだけのこと。知人は言う。
「やはり、日本の銀行というのは、閉鎖的で損をする可能性があることは絶対にしないんだよね。この時代にそんなことを言ってるから、潰れるだよなあ・・」
結局、何の展開もなかった。が、これも情報収集の内、勉強。一番動くのが遅い政府でさえ、映像産業がこれからの日本を支える重要なものとなることに、気づいている。なのに銀行はそれを受け入れずに、従来の発想で対応。
知人のいうように倒産するか? 合併するしかなくなるのではないか? 過去の価値観を守り、新しい時代の波に乗れない江戸幕府は、同じようにして滅びて行ったのかも・・・。メゲずに営業続ける!
<つづく>