自主映画時代 /2005年3月 [第21章 撮影延期篇]
自主映画時代。今からもう25年前の話になる。プロの監督を目指す友人の8ミリ映画撮影を手伝った。
撮影途中で資金面、シナリオ面の問題が勃発。このまま撮影を続けるべきか? 皆で悩んだ・・。
友人は一度撮影を中断、全てを仕切り直してから再開すると決意。数ヶ月バイトすれば、資金にも余裕ができるし、シナリオを直す時間ができる。誰もが、懸命な考えだと思った。
が、時間が経つに連れて、熱かった撮影の日々が遠い昔に思えて来る。協力していた仲間たちは、「平凡な学生生活」という名の現実へ戻ってしまう。
監督をしていた友人も、次第に情熱を失い始める・・・。
<つづく>
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