投資の可能性浮上Ⅱ /2005年3月 [第22章 絶望の連続篇]
(1)の問い合わせを考えると、F社はめずらしく、「ストロベリーフィールズ」の内容を分かっていると思えた。
これまでシナリオを読んだ企業は、「よく分からない話だ」「死神はやめた方がいい」「何がいいたいか?分からない」という反応だった。
それがかなり踏み込んだ指摘なので、F社は内容を理解しているように感じる。あと、美しい画面は必要不可欠。これも正解。
だからこそカメラマンには、イタリア人のような映像を撮るSさんを考えた。もう、4年前からお願いしている。
(3)の項目から考えても、F社は今までとは少し違う。Vシネマを作る会社は東京でさえ上映すればOKというところが多い。
なのに、和歌山以外の地区でも上映というのは、作品に力があると考えているのだろう。
これは久々に理解ある会社だ。ようやく運が向いて来たのかもしれない。が、あまり期待するとD社のように、大きな裏切りが待っていることもある。
すぐには信用せずに、用心しながら話を進めることにする・・・。
<つづく>