アナログ人が映画界をダメにする? /2005年4月 [第22章 最後の希望篇]
でも、彼は長年やってきた「アナログのリニア編集」こそが、編集だと言いはる。
武士にとっての刀と同じ。長年使い続けてきたものに固執してしまい、新しいものを認めることができない。
戦国時代から何百年経っても、人は同じことを繰り返すのだろう。そんな人々の発想が日本映画を遅らせている。
無意味な作業に経費と時間を注ぎ込み、貧しい作品を作り続ける温床になっているのではないか?
今回の映画「ストロベリーフィールズ」は監督業のみならず、製作費集めのプロデュサー業もやっている。
それゆえに単に作品の中身だけでなく、製作方式、機材から考えることで、経済的に、それでいて高いクオリティで映画を作りたいと考えている。
<つづく>