芸能プロと癒着するプロデュサー/2005年7月 [第24章 最終決戦!篇]
答えは、業界の友人が教えてくれた。
「芸能事務所の競争は激しく、1人でも多くの自社タレントを映画に出したがっている。低予算作品でも、俳優には勉強になるし、そこからブレイクすることだってある。
でも、オーディションは厳しく、なかなか合格することができない。そこでプロデュサーを抱き込み、監督に推薦させる。監督もPから言われると、従うことが多いだろ?
そうやって自社俳優が役に決まると、事務所側はPに謝礼を払う。1人入れたら、*万円。或いは、別の仕事で有名俳優をキャスティングするときに、便宜を図るとかね?
そいつも、癒着Pの1人だろう。事務所にいい顔したいだけで、作品のことなんて考えない。明らかにズレているキャスティングをしても平気。
それを知るとスタッフもやる気をなくす。当然、真剣に仕事をせず、映画のクオリティは下がる。作品はダメになり、ヒットしない。でも、そんなPは多くなって来てるよ・・・」
<つづく>