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選ばれた2人/2005年7月 [第25章 脚本は切らない!篇]

 選んだのは、2人・・・。

 彼の名は、ポン太。男の子側の主役とも言える存在。

 主人公の夏美に思いを寄せる高校の先輩。ガキ大将だった鉄男の弟分。そのくせナイーブな文学少年。

 ポン太と鉄男の2人が狂言回しとなり、ドラマが進む重要な役割。

 大林映画で言えば、「時をかける少女」の五郎ちゃん。尾美としのりの役。とても、とても重要な役である。

 そして、もう一人は鮭山先生。長塚先生の相棒で、理解のない大人側のキャラ。時代劇でいうと、悪代官のそばにいる越後屋。

 悪代官1人では敵としてアピールしにくい。そこで越後屋が登場し、「お代官様。ひとつよろしく・・・」と小判を敷き詰めた菓子折りを差し出す。

 それにより代官のキャラをさらに表現する。重要な役割。

 問題だったのは、2人の人物がなくなるだけに留まらず、テーマに至る大切な要因が失われることである・・。

 それができなければ、物語は破綻する。

 そして彼らに何度も何度も謝りながら、「ストロベリーフィールズ」の世界から彼らを消して行く。胸が・・詰まる・・。

<つづく>


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