営業は続く! オタクの特長/2005年8月 [第26章 殺されてもやる!篇]
友人の分析は続く。
「プロデュサーというより単なるオタクだよ。オタクの特長は自分のことで精一杯で、他人のことを思いやる余裕がない。自分を中心にしか考えられない。
だから、すぐに自分の好みを主張する。身のまわりのこと(姉)が基本になってしまう。
社会や報道を見ていれば分かりそうなことでも、想像力が欠如しているのでリアリティを持って見れない。それでいて、自分は優れていると思いがちだね。
他のプロデュサーは皆、死神や幽霊にリアリティを感じないというんだろ? なのに、姉ちゃんにリアリティないなんて、アニメおたくだよ。リアルな人間より幽霊が分かり易い。
あとマザコンも少しあるかも。結婚しても嫁に対して『ママの作ったみそ汁の味と違う』なんて平気で言う奴いるんだよ。
シナリオ読んで、『うちの姉はこんなに酷くない』というのと、感じ方が近いような気がするなあ〜」
確かに・・・。まともに相手にしてられないので、パスして次の営業先にへ向う。
<つづく>