夜の月 /2005年8月 [第一部 完結編!]
あれからも悩み続けている・・・。
中身を変えず、テーマを歪めず、面白さを損なわずシナリオを10pも切れる方法などないに等しい。
どこを切っても、物語が破綻する。
朝起きてから、昼。そのまま夜まで、天井を見つめながら考えた。とても食事する気にはならない。トイレに行くときも、水も飲むときも、考え続ける。
日が暮れてから、外に出て暗闇を歩く。あてどもなくただただ歩く。
立ち止まって、街灯の下で考える。見上げると、大きな月が出ている。
今日は顔を洗ってない。歯を磨くのも忘れた。そんなことはいい。どうすれば、「ストロベリーフィールズ」のシナリオを短くできるか?
どこかのバカが言うように、本当に何も考えずに10ページ切ってしまうか? それでも無神経な奴なら「おー短くなったねえ? いいんじゃない」といいそうな気がする。
でも、それでは何のために、5年もがんばってきたのか?分からなくなる・・。
<つづく>
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