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天才女優・三船美佳 /2005/8 [第三章 春美を探せ!編]

 コミニュケーションというのは、本当に難しい。

 俳優にキャラの背景説明をしていても、さまざまな解釈ができるので、監督が意図するものとは違ったものになることがある。

 まして演技指導で「顔を上げながら、目を細めて…」とか動き方を説明しても、「感覚」や「心の動き」は伝わらない。

 読者にも、こんな経験はないだろうか? 息の合った長年の友人と旅行にしたとき、思ったほど意思疎通ができてなくて揉めたり・・・。

 十数年も暮して来た夫婦なのに、「そんなことも分かってなかったの?」と思ったことはないだろうか?
 親しい人にでも、思いや気持ちを人に伝えるのは本当に難しいもの。

 映画では気持ちを理解してもらうだけではなく、感情や感覚を相手に表現してもらうのだからさらに大変。
 人によって理解の仕方が違うし、簡単に真意は理解してもらえない。

 おまけに昨今は人件費が上がり、製作費が高騰。時間に追われた撮影がほとんど。意思疎通のための時間を、十分に取ってくれる作品は稀。

 先のホラードラマも主演の三船美佳さんと話せたのは、衣装合わせのとき30分だけだった・・・。

<つづく>


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