映画「カナリア」の少女 (2005/8) [第一章 マキを探せ!篇]
昨年、2004年に僕が見た映画のベスト4。
「シルミド」
「オールドボーイ」
「ラブストーリー」
「追憶の殺人」
みんな韓国映画!でも、どれも凄いパワーで 圧倒された。悔しいけど日本映画は完敗。ハリウッド映画さえ超える感動で、どの作品にも泣かされた。
今年05年は、日本映画が面白い。現時点でのベストは2本。1本が井筒和幸監督の「パッチギ!」そして、もう1本が塩田明彦監督の「カナリア」。これは衝撃だった。
物語はオウムをモデルにした宗教団体から逃げ出した男の子が、祖父に連れて行かれた妹を取り返すために、大阪から東京へ旅するというもの。
その途中か らバリバリの関西人少女と行動することになり、さまざまな人と出会うというストーリー。
そしてクライマックスは雨の中、先を尖らせたドライバーを握りしめて祖父の家に向う少女。
「銀色の道」という懐かしさ溢れる歌が流れると、もう、訳も なく涙が込み上げる・・・。
(つづく)