登場人物の住む家 (2005/8/23) [第二章 製作発表・篇]
ロケ場所は単に物語の背景というだけではない。登場人物のキャラクターを伝えるという働きもある。
こんな家に住んでいるのなら、こういう子だろうとか、こんな場所で遊んでいるのは淋しいからだろうなとか、演技やセリフ以外でキャラや心理を表現できる。
単純に言うと大きな家だから、金持ち。小さな家だから貧乏ということはあるが、家にもそれぞれ個性がある。
大きいな家だけど、何か冷たそうな感じがする建物。単なる空き地だけど、何か懐かしさがあるとか。そんな個性をうまく使うと、ドラマがさらに深くなる。
「ストロベリーフィールズ」では、そんな観点から4人の主人公が住む場所をそれぞれに違えてみた。
夏美は高台の大きな家。
(素敵な建物だが、日頃は誰も住んでいない。そのせいか何か淋しげな感じになっているところが夏美の心情を表現できそうだ)
マキは山の中の小さな古い家。
(今回、やっと見つける。家の歴史が漂って来る。台風が来れば壊れそうな建物だが、暖かい感じがとてもいい!)
理沙はモダンな家。
(気品があり、美しく、気高い感じがする建物。理沙を象徴している)
美香は町中だが中流階級の小さな家。
(現在、探し中で写真なし・・)
それによって、4人の背景や環境。家族のあり方も伝えられる。
<つづく>