見栄えするロケ地(2005/8/23) [第二章 製作発表・篇]
また、ロケ地は見栄えがすることも大切な条件。リアリズムを追求する方法もあるが、やはり見ていて美しい場所であればドラマも盛り上げる。
ただ、美しい場所ばかりで撮影すると、それが当たり前であり、感動がなくなるということもある。
平凡な場所を見せておいて、ここぞというところで美しいロケ地を持って来て、観客をハッとさせるという手もある。
俳優、スタッフを選ぶのと同じで、ロケ地を選ぶのも監督のセンスと力量。そこから演出は始まっている。
この風景の中で、あの俳優が演じ、あのカメラマンが撮れば、こうなるだろう・・・という計算のもとにそれぞれを選ぶ。
ロケハンというのも、美しい場所、相応しい場所という以外にも、そんな観点で選ばなければならない・・・。
<つづく>