僕のシナリオ執筆法・Ⅰ 2005/8 [第三章 春美を探せ!編]
映画作りというと、どうしても俳優の方に目が行ってしまう。が、一番大切なのは実はシナリオ。
そう言いながら、この日誌を見直してみると、意外にそのことが書かれていない。キャスティングやロケハンの大切さは書いているが、シナリオのことがない!
間もなく撮影が始まるが、そのことを書いておきたい。
僕は、もともとは脚本家としてスタートしている。デビュー作は95年のユーモア・アクション・ミステリー「アルティメット・クライシス」。水野美紀・主演。丹波哲郎も特別出演しているVシネマ。
が、それまで高名な先生について勉強したとか、シナリオ学校で学んだとかはない。高校時代に「キネマ旬報」に掲載されたシナリオをお手本に、見よう見まねで書き始める。
その後、アルバイトをしながら、自分なりに書き続けて、5年後にデビューした。
自分なりに勉強していて、分かって来たことがある。物語作りにはいくつかの方法論があるのだ・・。
<つづく>