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僕のシナリオ執筆法Ⅱ 2005/8 [第三章 春美を探せ!編]

 物語の一般的な作り方はこうだ。アイディアが決まると、箱書きといって大きく起承転結の4つに話を分けてみる。

 例えばすれ違いのラブストーリーで、会社を舞台にしたものという企画なら、こうだ。
 
1、主人公がヒロインと出会、恋に落ちる

2、すれ違いを越えて、仲良くなる。

3、恋のライバル邪魔がをする。

4、困難を乗り越えて、結ばれる。

 というふうに分けて、それぞれを具体的にして行く。「4で結ばれるのなら、そのきっかけを2のあたりで伏線にしておこう!」「恋の邪魔をするのは上司にしよう!」とか考えて、物語が出来て行く。
 
 「ストロベリーフィールズ」の場合はこうだ。僕が22才のとき自主映画で作った「バイバイミルキーウェイ」(1984)を土台にしている。

 そちらは高校生の男の子が幽霊になって、この世に帰ってくる話だった。 が、今の時代は女の子を主人公にした方が、より時代感が出るのではないか?と、設定を変えた。
 
 さらに1人だった幽霊を3人にしてみる。自主映画の方はヒロインと幽霊の男の子のラブストーリー的な趣きがあるが、それを全員女の子にすることで友情の話に持って行った。

 そこにタイムリミットを設定。48時間という枠組みを作る。さて、問題は「残された時間の中で、彼女たちが何をするか?」を考えることである。(つづく)


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