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僕のシナリオ執筆法?(Ⅶ) 2005/8 [第三章 春美を探せ!編]

 シナリオ直し段階で、「どう変えようか?」あれこれ考える。

 それを何か月も続けていると、ワインと同じでアイディアが頭の中で発酵して、より深みのあるものになってくる。

 よく、作家志望の人は「素晴らしいアイディアを思いつくことが才能」と思いがちだが、そうではない。時間をかけて考え続けることで「素晴らしいアイディア」に生まれて変わるのである。

 たった一行のセリフでも、「主人公にどういわせよう?」と何日も何週間も考え続けて初めて、感動的なものとなる。

 だが、この作業も通常の仕事ではできない。1本のシナリオに何か月もかけていると、脚本料だけでは生活できない。

 とにかく、一度は入れ込み、時間を置いて冷静に見つめる。そして考え続けることがシナリオを書く上で大切。

<つづく>


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