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波岡一喜と鉄男  2005/8/30 [第七章 鉄男を探せ!編2]

 俳優は演じる上でまず、「役柄」を考える。

 つまり、その役は「どんな人物」で、「どんな性格」で、「どんな経歴」なのか? をシナリオを読んで、推理、想像し、自分のものにしなければならない。

 波岡君が演じる鉄男であれば元・不良。兄貴的存在。二枚目半。人情家等である。

 が、実は「役柄」だけではなく、もうひとつ考えねばならないことがある。それが「役割」。以前にも説明したが、書いておく。

 「役柄」は性格や設定だが、「役割」は「その作品における意味、テーマのどの部分を担っているか?」というもの。

 これを把握して役作りをする若手はなかなかいないと思う。 果たして波岡君はどうか? 

 分かっていれば大したものだが、でなければ、その辺から話して行く必要がある。ズバリ! それを聞いてみた。

 彼はこれまでの笑顔と打って変わって、真面目な顔になった・・。

<つづく>


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