メインロケハン1・監督と演出部 2005/9/1 [第八章 ロケハン出発篇]
「ストロベリーリールズ」メイン・ロケハン。田辺市を訪れたスタッフは、それぞれの役割(パート)の目で現場を見る。
(写真下。高山寺境内)
通常なら監督は、製作部が探してくれた場所を見て、自分がイメージするシーンがそこで撮れるかどうか?を確認。撮れるのであれば、どのように撮るか?考える。
が、今回はその辺はすでに決定済み。何年も前からロケハンしているので、カット割りまですでに考えてある。
僕はスタッフを案内して、「この墓場で夏美とマキたちが再会するシーンを撮ります」とか伝える。そして芝居の流れを説明。
(写真下は高山寺の境内。最初に死神が現れ、マキー谷村美月ーたちにタイムリミットを告げる場面の説明をスタッフにする監督ー私ー。)
(写真下は高山寺の旧本堂内。マキたちの葬式シーンのための位置関係をご住職から教えてもらう)
自分的にはカメラ・ポジションとショット数を確認したりするだけである。
(写真下。東陽中学の木造校舎内で、カット割りを確認する監督)
演出部はその場所で撮影する上で何が必要で、何が問題か? 監督の意図を実現するには、どうするべきか?等を考える。
(写真下は天神崎。夏美ー佐津川愛美ーがなくした8ミリカメラを探す鉄男ー波岡一喜ーたちのシーンのロケ場所。演出部チーフに説明中の監督・左)
<つづく>