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地元で俳優探し(10)キャラの表現 2005/9/1 [第九章地元オーディション篇]

 ドラマの中でキャラクターの「背景」や「性格」を説明するのは、なかなか難しい。

 主役格であれば、エピソードの中で、「立場」や「生い立ち」を紹介。家族や恋人を登場させることで伝える方法がある。

 が、全てのキャラをその手法で説明する訳にはいかない。登場した瞬間に「どのような性格で、どんな立場の人であるか?」を紹介するのがドラマの基本。

 「ストロベリーフィールズ」の長塚先生の場合。真面目な教師であること。押しの強い性格であること等は俳優のイメージや服装で説明することができる。

 しかし、学校で主流派なのか少数派なのか? 他の先生に支持されているのか? いないのか?を伝えることはできない。

 と言って、それを表現するために職員会議のシーンを作り、彼が演説して皆が拍手して賛成する場面を作るのも大変。

  メインはやはり夏美(佐津川愛美)たち。全てのキャラクターを紹介するために時間を割くと、もの凄い長さになる。映画は省略の芸術とも呼ばれるくらいだ。それは避けたい。

 そこで考えたのが長塚先生と常に、行動を共にする鮭山先生の存在。彼を演じる俳優の持ち味で、その背景を説明することができる。それが泉さんだ。

(つづく)


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