屋敷町・懐かしい路地(下) 2005/9/2 [第十章 メインロケハン篇]
そんな中、このT字路だけが右も左も、前も後も。どこから撮影しても、現代が写らない。大丈夫という場所。今回の映画「ストロベリーフィールズ」の懐かしい時代が再現できる。
(上の写真から、さらにバックした位置から見たのが下の写真)
この場所では、幽霊になったマキ(谷村美月)をお母さんに会わせようと奔走する夏美(佐津川愛美)が、それを理解できない親や先生たちに捕まり、連れ去られそうなるシーンを撮影する。
(上の写真の位置から180度反転。後側を見たのが下の写真)
(上写真の路地の突き当たりを、横切るのが下の写真の通り)
スタッフを連れて訪れて、撮影シーンを説明した。皆、「おーー懐かしい感じがいいなあ!」と口々にいいながら、その通りを歩き、確認を始める。
そんなT字路に行くと、いつも思い出すのはある女優さんの言葉。
屋敷町を案内して歩いたときのこと。撮影場所にもなるT字路を抜けた。
彼女は大喜び。
「何か凄い。こんな町が今もあるなんて奇跡。情緒あるし、江戸時代に来たみたい!!」
ところが・・。
<つづく>