映画で出ない地元感(7)町を梅干で伝える 2005/9/4 [第十一章 ロケ地・田辺市篇]
そこで故郷・田辺に行ったとき、いつも大量に梅干を買って来る。
まず、今回の映画「ストロベリーフィールズ」のスタッフに配った。最初は皆、不思議な顔をしていたけど、その美味しさが分かると好評だった。
東京の梅干と違い、田辺産は大きくて肉厚。うまみも強い。そこから梅干を作った人、その土地が想像できたようだ。
今まで見たことも、聞いたこともなかった和歌山県田辺市。
だが、梅干がスタッフの中でイメージを作り始めたのである。
「田辺ってこんな旨い梅干を作っている町か・・」
「マキの親父は、この梅を作ってるのか・・」
「美香のオヤジはこれを加工してるんだな」
「ストロベリーフィールズ」という物語にも、リアリティを感じたという。
シナリオを読んだだけでは分からない、ものが伝わる。
「ストロベリー」の俳優さんたちにも、味覚で田辺感を掴んでもらおう!
(つづく)
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