ロケ地マップ片手に尾道の旅(上) 2005/9/3 [第十一章 ロケ地・田辺市篇]
尾道にも大林映画の感動を求めて、数多くの観光客が訪れた。ロケ地を見つけ易いように作られたのが、「おのみちロケ地案内図」。
が、それは単なるガイド地図ではない・・。とても、面白い意図があった。
1995年。僕が尾道を訪ねたときも、駅でロケマップを手に入れ、それを見ながら町を歩いた。
反対側から同じ地図を見ながらやってくる若い子。何だか仲間意識を感じ、声をかけたくなる。
「どの、作品が一番好き?」「僕は『時かけ』・・」話ができそうだった。
(写真下。03年。尾道での僕。「さびしんぼう」の船を見つめる)
2003年に尾道に行ったときには、ロケマップの第2弾が出ていた。こちらは「新・尾道三部作」である。
「あした」「ふたり」「あの夏の日」
その3本のロケ地を記した地図。旧三部作のロケ地もまわるので、1日観光では足りなくなる。
ロケマップを持って撮影場所を探しをしていて、知り合った男女もいるらしい。
その後、恋が発展して結婚。数年後に子供連れて、再び尾道を訪れたという素敵な話もある。
(尾道の風景。トロイメライが聴こえて来そう!)
(「さびしんぼう」のラストで富田靖子が主題歌を歌う船)
(「あした」の舞台となった船着き場の待合所)
(尾道ラーメン。必ず食べる!)
(「さびしんぼう」に登場する商店街)
(「ふたり」で石田ひかりがピアノ発表会をしたお寺)
(尾道土産として売っていた)
ただ、ひとつ疑問があった。地図が正確に書かれておらず、なかなか見つからないロケ地があった・・・。
<つづく>