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天才少女・谷村美月(6)マキってどんな子? 2005/9/4 [第十三章 谷村美月と初対面篇]

 「学校の休み時間でも友達が走り回っているのを見てて、ああ、『ストロベリー』のマキってこんな子じゃないかな?と考えたりしています」


 谷村美月の言葉を聞いて少し分かってきた。やはり、この子はただ者じゃない…。

 というのも普通、10代の俳優たちというのは、芝居というものをサークル活動とか文化祭の乗りで考えているところがあり、仕事という意識が薄い。

 撮影の出番待ちの時間も、学校の休憩時間と同じに思っている子が多い。同年代の子と趣味の話で盛り上がってしまい、本番が始まっても引きずったままカメラの前に立つ。

 役に入れずNGを連発。それ以前に台詞を覚えることだけで精一杯。現場に来てから台本を開く子さえいる。

 ある若手タレントは撮影中に一番楽しかったのは、待ち時間にトランプで「大富豪」をしたことと答えていた。

 中学や高校に通いながら芸能活動をしている子たちの多くはやはり、そういうレベルなのだ・・。

 そんな子たちと比べるまでもない。が、谷村美月の話を聞いていると、本当に嬉しくなってくる!

(つづく)

*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと13日!


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