天才少女を分析(9)菅野美穂と谷村美月 2005/9/4 [第十三章 谷村美月と初対面篇]
谷村美月も、そんな天才タイプの女優なのである。
そう考えると、谷村のリアクションがよく分かった・・。男性俳優ばかり上げたが、女優でも考えてみる。
で、思い出したのが現在、上映中の映画「宇宙戦争」(トムクルーズ・主演、スティ−ブン・スピルバーグ監督)に登場する娘役のダコタ・ファニングではないか?
ハリウッドでも久々の天才子役と呼ばれ、スピルバーグも絶賛した少女。
「ハイド・アンド・シーク」では、あの名優ロバート・デ・ニーロを食ってしまった子役である。「アイアム・サム」でも観客を号泣させた小さな名女優。あの感情表現。少女とは思えない演技力。
谷村には、そんなダコタ・ファニングと同じ資質を感じる・・・。そんな天才的な表現力を持つ女優・・・日本では少ないが、菅野美穂が近いだろう。
北野武監督の「ドールズ」。参加した友人が待ち合い室にいると、変な子がいた。ずっとうずくまっている。「誰だろう?」と思っていると、菅野美穂だった。役に入り込んでいて、別人のようで気付かなかったという。
そんな姿勢は菅野のドラマを見ると、いつも感じる。入れ込んで演じる。可愛いだけでなく独特の演技派であることが分かる。
谷村美月に「好きな女優さんは?」と聞くと、彼女の名前を上げた。先の男優さんもそうだが、俳優は無意識に自分と同じタイプの役者に憧れる。
でも、やがて谷村も、菅野美穂クラスの女優になるはず。いや、それ以上の俳優になると思えた・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと13日!