天才少女を分析(5)傷だらけの天使 2005/9/4 [第十三章 谷村美月と初対面篇]
水谷豊は僕の世代には、とても馴染みがある。
というのは、あの手塚治虫原作のをドラマ化した「バンパイヤ」に出演していたから。
そんな彼がブレイクしたのはやはり「傷だらけの天使」。主役の萩原健一を食ってしまう名演技で注目を浴びた。
しかし、萩原健一は元ミュージシャンで、俳優では出きない演技をする人。
泉谷しげる、武田鉄矢、沢田研二、とミュージシャンの演技は理屈でない凄さがある。
彼らは劇団で何年もがんばってきた俳優を、簡単に食ってしまう。
そのミュージシャンであり、独特の雰囲気を持つショーケンを食ってしまった水谷豊という俳優はもの凄いと思えた・・。
水谷豊が連発する「あにき〜」というセリフは当時、流行語になったほど。
そんな水谷豊の人気を決定づけたのが、70年代に放送された「熱中時代」。後発でスタートした「金八先生」と、人気を二分する教師ドラマだった・・。
<つづく>
*映画「ストロベリーフィールズ」クランクインまで、あと13日!